2025年7月1日
JRCモビリティ株式会社と株式会社ニップンは、ミリ波によるレーダ式レベル計でサイロ内の空状態を判定できる空判定処理アルゴリズムを共同開発しました。
この技術は、従来の処理方式においてバイブロディスチャージャなどサイロ内見通し障壁がある場合にミリ波進行の妨げとなり、完全な空状態の判別が困難であった問題を解決します。従来の空状態の判別には、目視による確認や空判定専用レベルスイッチの設置が必要とされていましたが、本システムではその手間を削減することに成功しました。 この課題解決により、工場での人員コストおよび設備コストを軽減します。また、制御アプリや周辺機器との連携により、工場で管理されるサイロ内の残量を空まで可視化することができ、工場のDX化に貢献します。
従来は制御部から各レベル計まで個々に配線が必要でしたが、制御部から複数のレベル計を一つのチェーンで配線するマルチドロップシステムを採用したことで、部材費と工事費の大幅な削減、省スペース化も実現しています。また、レーダはサイロ外部の窓越しに設置できるため、ホーンアンテナやレンズなどのサイロ内部設備も不要となり、より衛生的で安定した容量管理が可能です。
参考)レーダレベル計紹介動画(YouTube) https://youtu.be/LYb-75SVazs
JRCモビリティ株式会社
営業部 システム営業グループ
TEL:03-5832-1743